フィットネクラブのバイクスタジオ空間プロデュースをしました
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空間プロデュースを行いました。2015年5月1日にオープンした女性専用フィットネスクラブ Rico (大阪心斎橋)のバイクスタジオを手がけました。Sony Music Communications (現: Sony Music Solutions) さまとのコラボです。
弊社では、特にセルフ加圧式バイクスタジオ内の空間演出を担当しました。コンセプトからシステム設計、照明演出などをそれぞれの専門家や現地スタッフ(施工会社、電気会社、元締め等)と連携をとりながら何度も大阪に通ってようやくリリースです。
昨今、真っ暗にしてクラブ調に演出するタイプやプロジェクターで動画などのビジュアルを壁に映写するタイプなど色んな仕組みをバイクスタジオに導入されています。
これらに負けないオリジナルの演出をプロデュースすることがミッションです。
今回は諸事情で音楽と照明という非常にオーソドックスな要素を組み合わせての空間演出で考えることになりました。
写真だけみると演出照明によってそれっぽいライブ空間を創っているだけに見えてしまいます。しかし、ここは弊社お得意のUXも考えつつ空間全体を時間軸含めて考えました。
- バイクスタジオに入っていく時(出て行く時)の空間イメージ
- 外からバイクスタジオを見た時のインパクト
- 非日常感の演出
- 先生と自分の関係性
- 約30分のレッスン時間におけるストーリー性
- 曲調やテンポ、レッスン内容(上り坂、下り坂を駆け降りるなど)との同期感
- 暗い中でもしっかりと操作できるシステム
などなど色んな観点から照明などを使って空間を創り上げました。
ブラックライトをふんだんに使っているのでダンベルなどのアイテムが光って良い感じです。特に、女性はピアスや付け爪などをされている方もおおいので、いろんなパーツが光り輝きます。
演出ストーリーとしてはこんな一日を考えました。
『早く目覚めた朝、さっとシャワーをあびてお気に入りのバイクに乗って朝もやの中を郊外へ走り出す。燦々と降り注ぐ太陽の明かりを浴びながらヒルクライム。一汗かいたところで都心へ一気に走り抜ける。ネオン輝く都会の夜は眠らない。クラブで踊るようにバイクを漕いで走り続ける。気がつくと空が明るい。朝日を受けながらクールダウン、自宅へゆっくり帰っていく…』
このストーリーに合うように照明演出を考えプログラムしたので、単に音楽に合わせて派手に演出されているわけではありません。(実際、このストーリーのように朝から晩まで丸一日走るなんてことはないとは思いますが)
これから見学する方・会員の方は、このストーリーをちょっと思い出し空間を感じてもらえると幸いです。ただし、加圧式のレッスンは非常にハードですので、おそらくレッスンを受けている生徒さんはこんな演出の裏側を知る余裕はないかもしれませんね..
他にも Rico にはハンモックをつかった最新の「アンティグラビティフィットネスやホットヨガなど色々プログラムがあります。残念ながら男性はいけませんが、関西にお住まいの女性の方、一度見学してみては。
ネオマデザインでは、サイネージだけでなくこのような空間プロデュースもコンセプトから行うことができます。照明・音楽だけでなくインタラクションを入れたUXから考える新しい空間創りも可能です。興味ある方はぜひ声かけてくださいませ。
※フィットネスクラブRicoは2019年閉店しました