UX / HX Design を考える会社

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読了時間: 約 4 分

UX という言葉を聞いたことがありますか?では、HX / HX Design は?

UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience) の事です。

「ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である。」(IT用語辞典 e-Wordsより)

ここでは「ユーザの体験や満足度を上げるこ」と覚えてしまってよいでしょう。そのための設計やデザインを UX Design (UXD) とも言います。

HCD (Human Centered Design | ユーザー中心設計) という言葉も最近は見かけますが、こちらはプロセスや手段であって、UXは目的である、とも言われます。他にもインタラクションデザイン(IxD)、ユーザーインターフェース(UI)といろんな分野や提唱がでてきますが、概念のとらえ方によってかぶっていたり包含関係があったりします。気になった方は、これらのキーワードで検索してみるといいでしょう。

最近になって、 Webや(スマフォ)アプリの分野では、

「分かりにくい」「伝わりにくい」デザインやシステムをUXデザインの視点で改善しましょう

という動きが活発化しています。実際、UXデザイナーとして活躍されている方の大半が Web やアプリをターゲットにしています。


では、HXってなんでしょうか。Web やアプリ以外のこと?

もったいぶりましたが、筆者の造語で Human Experience のことです。UXの「ユーザ」の概念をもっと広義にとらえ、人間全体の体験や満足度を考えて設計していくのが筆者(弊社)の考える HX Design です。

たとえば、サイネージ(広告販促)を例に考えてみましょう。

  • 広告を出したい企業や店長がいます
  • 広告や商品を見る(買う)顧客がいます
  • サイネージや販売促進を運用/実行する従業員がいます

見方によって「ユーザーが3者いることになります。もっとあるかもしれません。この色々な視点からみえる「ユーザ」の体験や満足度を満たし、トータルとしてそのビジネスやサービスを最適化することが必要です。上記の例を一般的にUXデザインで考えると、概ね2番目の顧客中心の体験を重要視して設計すると思います。私ならば1番目の企業側と3番目の実行運用側のこともしっかり考えます。

せっかく良いツールやアプリがあっても運用がダメだったり、使う従業員のモチベーションがあがらないようなものでは、いくら顧客だユーザだといっても良くなりません。どんなにUXを考えても、どれかが押し付けのようになるとバランスが崩れるのです。

HXデザインでは、UXデザインの、より上位概念にあって、そこにはビジネスやライフプラン、もっというと地球規模・宇宙規模の時空間ひっくるめて考えていかなければなりません。つまり、UXデザイン以上に必要とされる知識や知見が広範囲に及びます。

UXというのは非常に便利な言葉でバズワード化してきていますが、すべてのユーザー(顧客)の体験や満足度を最高にするのは現実不可能です。価値観は人それぞれです。たとえ、ユーザーにメリットがあっても、企業にメリットがないとビジネスとしては失敗です。


弊社のキャッチコピーは、

Beyond the human experience. / 未体験の世界へ

とHXが入っています! HXを超えるような面白いコトをしかけることがミッションです。

UXデザインだけで大丈夫なのかな、と思ったらぜひ弊社ネオマデザインまでご相談ください。


Michinari Kohno

Neoma Design CEO, New Business Coordinator, Beyond UX Creator, UI/UX Designer