顔認証端末デザインで実現する全体最適の体験価値 – ネオマデザインのUIUX設計
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顔認証端末”Knoctoi Lite” のUIUXデザイン支援を通じて
2024年9月に発売となった宮川製作所の顔認証端末 “Knoctoi Lite” (ノクトア ライト)のUIUXデザイン支援並びに技術開発支援をネオマデザインで担当いたしました。
オフィスにピッタリなスマートデザインの顔認証端末登場!白と黒の2色展開「Knoctoi Lite」発売開始、安心の日本製 認証スピード最短0.2秒でスムーズな入退室管理を実現 – 株式会社宮川製作所(PRTIMESより)
「Knoctoi Lite」は、スマートなデザインと高い認証精度で、オフィスの入退室管理をスムーズに行う顔認証端末です。このプロジェクトでは、単なる端末の画面内UIのデザインにとどまらず、ユーザーが直感的に利用できることを第一に、さまざまな利用シーン(ユースケース)や導入部署、さらには管理者や決裁者までを視野に入れた体験価値の設計を行い支援を致しました。
体験設計の広い視点が成功のカギ
UIやUXデザインと聞くと、多くの方は「画面のデザイン」をイメージされるかもしれません。確かに、ユーザーが直接触れるインターフェースを見た目や使い勝手を良くすることは重要です。しかし、これだけでは「局所最適化」にとどまってしまいます。ネオマデザインでは、もっと広い視点で「体験設計」を考えることが大切だと感じています。
顔認証端末の場合も、ユーザーが感じる価値は画面のUIだけではありません。実際の設置場所、端末の操作感、そこに表示されるサインやフィードバック、さらに導入後のメンテナンス性や管理システムの使いやすさまで、すべてが体験に影響を与えます。ここでの体験は、実際に端末を使うユーザーだけでなく、導入担当者、さらには経営層やロケーションオーナーなどになり、様々なそこに集う人や組織まで見据えた体験設計が本質的な価値向上につながっていきます。大域的に最適化することこそ、真の体験価値デザインと言えるのではないでしょうか。
局所的な問題を解決しつつ、大きな視点で最適化
例えば、鼻血が出ていて困っている人に簡単にそれを止める方法を教えるのは一つの解決策ですが、何度も鼻血が出るなら、その背後にある原因を探るべきです。また止まったように見えてそれは一時的かもしれないし、原因も突き止めておくほうが良いでしょう。同じように、局所的なUI改善ももちろん重要ですが、その背後にあるもっと大きな課題に目を向け、広い視点で最適化、課題解決をしていく必要があります。
ネオマデザインでは、単なるUIUXデザインにとどまらず、製品の全体的なユーザー体験、さらに顧客企業にとっての体験価値までを最適化することを得意としています。導入担当者や現場の利用者だけでなく、意思決定者・施設管理者・経営者、またはその環境に集う人々(社会)といった複数の視点から価値を見出し、それに基づいて最適なデザインを提供します。
お客様の広範な体験をデザインします
ネオマデザインは、コンセプト設計からブランディング(BX)、マーケティング、顧客体験設計(UXCX)、そしてUIデザインに至るまで、広い視点での体験価値設計と最適化を提案いたします。ぜひ、お客様の製品やサービスに新たな価値をもたらすパートナーとして、私たちにご相談ください。
主な業務実績
スポット的なUX/CX/BX課題対応と提案から、中長期を見越してのUX/BX戦略顧問の実績もあります。
- 大手家電メーカー:次世代スマート家電
- 大手エンターテイメントベンダ:次世代AIサービス等
- 大手自動車メーカー及びパーツメーカー:次世代の自動車体験に関わるUX/BX
- AI開発ベンダー:AIプラットフォームに関するUX/BX戦略とブランディング
- 大手住宅設備機器メーカー:スマート化に向けた機器のUX及びBX戦略とプロトタイプ開発
- 動画配信プラットフォームベンダー:UI改善, UX/CX改善, BX戦略とブランド構築
- ゴルフ場運営会社:ゴルフ場Webサイトリニューアルに向けたBX戦略並びにUIUXデザインと制作
- 大手通信メーカー:ミールキット通信販売におけるUI改善, BX/UX戦略, コンセプトメイキング等
- 某通販サービス:産地直送型通信販売のECサイトのUIUXデザイン及びBX支援
- 通信機器メーカー(宮川製作所):B2B商品におけるUIUXデザイン及びBX支援
詳細な実績内容については守秘義務により記載できませんが、家電やネットビジネス等のITビジネスだけでなく非IT系、これからIT化・スマート化を進めていく業界に対しても対応しています。
ご参考:様々な体験デザインについての記事 “UX / CX / BX Planning and Creation”