音声UI/UXセミナー・講演ついて

音声UI/UXセミナー・講演ついて
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読了時間: 約 6 分

2018年は音声UI(Voice UI)に関してスマートスピーカーの流行もあって非常に注目度が高い一年でした。メーカーやサービス業者もこぞってスマートスピーカーや音声インターフェースに対応し始めました。「スマート●●●」「対話できる●●●」という言葉やサービスを様々な業界で聞くことが増えました。

その流れに乗って、「音声に未来はあるか 〜インターフェースがビジネスを動かす」を執筆、発売したのをきっかけに色々な業界から音声UIやUXについて知りたい、教えて欲しいと講演やコンサルを依頼されることが増えました。2018年11月にNTTテクノクロス株式会社様に音声UI/UXに関する講演をおこないました。そして12月には某社で音声UI/UXデザインについて講演を行いました。

音声UI/UXセミナーの内容

主催者側から “商品開発や企画者に対して幅広く音声インターフェースについての特徴、課題やポイントを分かりやすく語って頂きたい”とご要望を頂いたのであまり技術技術しない内容にしました。メーカーでは、設計開発の上流、製品企画や商品設計のリーダークラスが非常に音声UI(VUI)に興味があるようです。

時々「どのような講演内容なのですか?」「エンジニアじゃないと分かりませんか?」などの質問があるので今回の発表内容をざっと記載します。もちろん、発表時間や聴衆者のレベル等である程度内容は変えていきますのでご相談可能です。

大体講演の内容はこんな感じです(あくまでも一例です)。

内容捕捉
タイトル音声に未来はあるか?音声UIの真実と対話UXを解き明かす(随時変更)
自己紹介&弊社紹介音声UI/UX関連実績含む
音声UIの理想と現状スマートスピーカーやロボットの実情
音声UIの特徴UIの歴史〜特徴10選
音声UIの苦手な事や課題メーカーがひた隠す音声UIのデメリット
ケーススタディスマートスピーカーのCM、デモ、PS4 VoiceUI 開発などから
音声対話の特徴, 課題, UXエージェントAIとの対話について必要な要素別解説、雑談の定義、ターンテイキング、会話の衝突、言語や文化の違い等
音声UI関連の商品やサービスB2B、B2C、コンスーマー機器、サービス他
まとめ

拙書を読んで頂いた方なら書籍にわりと沿った内容になっていることに気がつくでしょう。当然、本には書けなかったことや最新情報も取り込んで話しをしていきます。

もちろん本を読んでない人にも理解できるよう専門用語だらけの内容にはしておりません。

中盤の「ケーススタディ」はネタバレするとつまらないのであえて記載しませんが、音声UXデザイン(体験)として正しいのかどうかを色々な視点で見直す、ということも行います。これは、前回のブログ「自然に見える不自然を見つけ出そう 〜音声UI/UX講演 より 〜」にも若干記載していますので、読んでみてください。

2018年12月の某社様向け講演では、本の中の対話シナリオや挿し絵などを提供して頂いていた小日向真芽(こひなた-まめ)さんを迎え、要所要所でコメントや実演(!)をして頂いたりとセミナーにメリハリをつけて頂きました(本ブログの冒頭写真)。実は小日向さん、弊社の音声UI/UXの研究開発に3年以上参画して下さっていて、声優養成所に通った経歴もある方。声に関する事だけでなく様々な活動からの知見を引き出してサポートしてくれております(感謝!)

100分近くの講演、1人の人間の話す内容を黙々と聴くのはいくら興味があるとはいえ大変です。なるべく飽きないよう、そして、本記載の内容以外についても講演では取り上げています。PS4の話などは書籍ではがっつり割愛してますので生々しい話を聴きたい人(笑)は是非。

セミナー・講演を聞いた方の声から

12月の講演では主催者側がアンケートをとってくださり、後日その結果を見せて頂きました。設計や企画職の方がかなり参加して頂いたようですが、内容について「よく分かった」「分かった」「役に立ちそう」というコメントも多く安心しました。その他、具体的なアンケートのコメントを記載致します。

「音声UIは便利なはずという過度な期待を持ってしまうので、そうではないんだということを常に意識しておかないといけないと思いました」

「大学で音声UIについては習っていたが、新たな視点で音声UIを捉えられており、大変有意義な内容でした」

「音声UX/UIを業務にしていない人にとっても分かり易く、興味深い事例が多数。人と人の対話と人と機械との対話の違いや違和感が生まれる要因は説得力がありました」

「音声UI作りの考慮すべきことがかなり明瞭になりました(文化の違いや人の意識など)」

どうですか?聴きたくなりました? ^_^;;

今回のセミナーでは、『音声UIに対する現実から音声UXデザインの重要性を知る 』という主旨を掲げていたのですが、しっかり皆さん、理解されておりました。もちろん、100分で全てを語ることは難しく、もっと話をして欲しいといったコメントも多数あったこともお伝えしておきます。

講演依頼募集中です

2018年8月にはマルチメディア推進フォーラムでも講演を行いましたが、Natural UI (ジェスチャ、音声等)の歴史から紐解く事もできます。また今回記載した以外の会社や団体等にも講演実績はあります。ぜひ興味ある方はお声掛けください(※1)。関東圏内ではなく全国お伺い致します。

講演や登壇実績(ポートフォリオより)

 

今回の講演で答えられなかったことなども溜まってきました。次は質疑応答の捕捉をネタに書くつもりです。お楽しみに。

※1:講演・セミナー費、交通費等はご相談にのります

(本記事投稿は、講演先企業様の確認及び承諾を得ております)


Michinari Kohno

Neoma Design CEO, New Business Coordinator, Beyond UX Creator, UI/UX Designer