音声インタフェース(VUI)に関する書籍を出版します
読了時間: 約 5 分
音声インターフェースに関する書籍を日経BP様より出版する事になりました。
「音声に未来はあるか?」
インターフェースがビジネスを動かす
弊社代表CEO河野道成が執筆、6月末には書店に並びはじめる予定です。
なぜこんなにも私の音声を認識してくれないのか、それが本書で明らかになっていきます。
昨今、スマートスピーカーや家電などに搭載されて急速に注目を浴びている音声UI(Voice UI) ですが、実際、思ったより使い難いし、認識も悪い、というネガティブな声も聞こえてきました。核心から言うと音声インターフェースは万能ではなく、適材適所なのですが、それをまだ業界もユーザーも理解できていません。
音声UIのメリットデメリット、音声UIをつかった商品説明、音声UIの仕組みやビジネス勢力図、そして音声対話と未来について、ざっと一通り網羅しました。本書は、ビジネス書として書いてあるため本格的な技術専門書ほど深く解説はしておりません。数式も出てきません。じっくりと詳細を記載したい技術もありましたが、人工知能等の基本技術の理解がないと分からなくなるため極力分かりやすさを重視しました。
一方で音声UI/UXデザインの知見を色々な視点で書いていますのでUI/UXデザイナにもオススメします。音声UI/UXがいかに他のインターフェースと違うか理解できると思います。
こんな人におすすめ
- 家にあるスマートスピーカーが誤認識ばかりするんだけどなぜこんなにダメなのか知りたい
- スマートスピーカーや対話ロボットの現状や将来性を知りたい
- 音声UIの全体像を知りたい
- 音声対話がどんなことをしているかざっと知りたい
- 音声UIを使った商品やサービスを開発している、UXデザインをしている
- 音声UIの未来やビジネスを知りたい
目次
- 第1章 音声インターフェースの現状と未来
- 第2章 音声インターフェースの歴史
- 第3章 音声インターフェースの特徴とメリット
- 第4章 音声インターフェースを使った商品
- 第5章 音声インターフェースの技術
- 第6章 音声インターフェースの問題
- 第7章 エージェント/ロボットの音声インターフェース「対話」
- 第8章 音声インターフェースビジネスの勢力図
- 第9章 音声インターフェースの未来
書籍情報
タイトル:「音声に未来はあるか? インターフェースがビジネスを動かす」
出版社: 日経BP社
ISBN-10: 482225691X
ISBN-13: 978-4822256913
発売日: 2018/6/28
販売サイト
◎日経BPブックナビ
http://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/18/268020/
◎Amazon書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/482225691X/
◎Amazon Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DL5GGW5/
◎楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/15496828/
◎楽天ブックス kobo版
https://books.rakuten.co.jp/rk/923bd41a2423310cbbb807f2fc9bb9a6/
一言
PS4の音声UI/UXを企画開発をしてから今も「音声対話」技術を研究開発しています。そこで分かってきたのは、音声UI/UXにはIT技術だけでなくコミュニケーション学や言語学的な様々な人に関わる分野を取り込む必要があるのです。本書を読むときっと「日本語を使った会話」そのものをもっと知りたくなると思います…
音声UI(VUI)や音声UXデザインに関して悩んでる、これからスマートスピーカーアプリの開発を考えている、といった方、ご相談のります。セミナーや登壇等もお気軽にお声掛けください。
出版後には本書の補足など blog やセミナーで行えたらと考えています。