UX JAM & UX Sketch のLTでUI/UXを語る

UX JAM & UX Sketch のLTでUI/UXを語る
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読了時間: 約 4 分

UX JAM & UX Sketch という2台UXイベント共同主催イベントのスペシャルLTでUX(User eXperience, 顧客体験)の話しをしてきました。2016年11月にUX JAM #13 のLT登壇してきましたが、その時の話しが好評だったそうで、主催者様からまたお声掛け頂けました。

今回はLTも10分枠と拡大、そしてパネルディスカッション『新規事業におけるUXDの役割を深掘る』もあり、聴衆側としても非常に楽しめる内容でした。

ビジネス領域でのUX

UXは、アプリのボタン一つの操作(インタラクションデザイン)から新規事業スタートといったビジネス全体にまで非常に広く深い分野です。どうしてもこういうプレゼンにおいては、アプリやWebデザインの一部の話が多いのですが、実際ビジネスの場においては、ユーザー体験をとるか、自分達の利益をとるか、ビジョンをとるか、デザイン指向でいくか、などなど、一見すると相反しそうなことや三つ巴事象に直面します。

経営やサービスローンチに関わったCEO、リーダークラスの方々がそういう状況に対してどう考え、どう対応すべきかの意見には非常に納得できました。欧米ではすでに、CEOからDEO(Design Executive Officer)というデザイン指向でビジネスをリーディングすることが注目されてきています。

もちろん、私も同じ経験をして、どう対処すべきかを自分なりの経験と知見で解決してきました。特に大手の場合は、関わる組織も多く、人も当然数十人ではなく数百人レベルになってきます。目の前のUXデザインだけではプロジェクトを動かす事は難しくなります。いつかはそういう話題もLTでやろうとおもいます。

音声UI/UXとAIロボット

さて、前回とは全然違う内容でUXを語ろうとおもったのですが、結構イベント参加者が若い人が多く、デザイナーなど多種多様なこともあって、とっつきやすい前職での経験談からが良いかな、といつものPS4の音声UI/UXから話しを広げました。

音声UIの難しさについては『音声ユーザーインターフェースの理想と現実』でも紹介しました。後で何人かの方から「そういえば音声ってあまりつかいませんね」「音声を扱うのって改めて難しさがイメージ出来ました」とフィードバックを多数頂きました。

今回は音声UIがキーとなっているAIロボットやエージェントにフォーカスをしてそのUXデザインについて話をしました。このロボットやエージェントの音声対話に関わるUXについては以前のブログ『ロボットとの音声コミュニケーションは成立するのか』でも取り上げていますので、より興味がある方は読んでみてください。

昨今、街中にあった看板やちらしが今やディスプレイを使ったデジタルサイネージに次々に置き換わってきています。観光案内、交通情報表示、フロアマップ、店舗案内に商品販促といった役目を今度はロボットが置き換わって担うようになってきました。でも、実際は客寄せパンダのごとく、最初だけでほとんど使われていないことが多いように見受けられます。

その為にはどうしたらよいのか?

弊社ではコミュニケーション学、音声学、文化学なども取り入れて検討しています。

今度、LTを頼まれたら空間UXデザインにしようか、それもと…と今から考えています。もっと話しを聞きたい、という方がいらっしゃったらお気軽にお声掛けください。


Michinari Kohno

Neoma Design CEO, New Business Coordinator, Beyond UX Creator, UI/UX Designer